介護職として働き始めるならまずはパートから

介護業界独特の体制

介護の仕事は一般企業と働き方が異なる部分が多く、利益を上げる働きを求めることが一般企業ですが、介護業界では関係機関との連携や書類作成といった仕事を求められます。一般企業とは異なり、利益を上げていくことで給与が上がったり役職が上がるというわけではありません。
こういった介護業界独特の体制のため、異業種から働き始めると慣れないこともあると思います。そして人手不足の介護現場では丁寧に新人教育をすることができるほどの余裕がある施設の方が少ないため、働き方に慣れるまではオーバーワークとなることもあります。こういった状況が少なくない介護現場だからこそ、初めて介護の仕事を始める人は特にパートから始めることでサポートを受けながら仕事を教えてもらうことができます。

夜勤や宿直の存在

介護施設で働くと勤務体制の多くに夜勤や宿直があります。夜勤に関しては、夜勤明けは日中から時間が空くことになりますので、その時間を有効に活用して勉強したり家事などに使えることをメリットとして捉える人もいます。しかし、一方で夜に寝れないことが大きく身体の負担になる人もいれば、体調を崩しやすくなったり生活リズムが崩れて寝付けなくなってしまうといったことで向いていないと感じる人も少なくありません。
パートやアルバイトであるならば働く時間帯を希望できたり、働く時間を調整することができます。そのため実際に働きながら夜勤を体験して自分に向いているかどうかを検討したり、介護の仕事が慣れてきて夜勤をする余裕が出てくるまでのステップアップとして働くことができます。このような理由から介護職に興味があり、実際に異業種から介護職に働き始めることを考えているのであればパートとしてまずは働いてみることで吟味できることが多々あります。

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